アクチュアリーの仕事



◇活躍するフィールド

現在、日本アクチュアリー会には3,500人以上の会員が存在しています。会員の大多数は生命保険会社、損害保険会社、信託銀行をはじめ、各省庁、さらにはコンサルティング会社、監査法人、再保険会社など、多彩な分野で“数理業務のプロフェッショナル”として活躍しています。

◇高度の専門性の必要な仕事内容 

アクチュアリーの具体的な仕事としては、保険料の設定と経営リスクの分析があります。
保険料の設定とは、保険会社の新商品を開発する際に、事故や災害等の発生率を調べ、「災害が起こる可能性」を予測し、それぞれの被保険者から集める保険料を算出する仕事です。新商品を開発する際の保険料の算出は、確立論、統計学など高度な数学の知識が必要となるため、専門家であるアクチュアリーが必要とされます。
経営リスクの分析は、膨大な保険金や年金を支払う必要性がある保険会社や、信託銀行のリスク分析を行う仕事です。現在、リスクがどのくらいあり、どの程度の耐久力があるかを見極め、中長期の経営計画の策定、分析の手助けを行います。
保険料の設定、経営リスクの分析ともに、高い専門性が求められる仕事で、アクチュアリーならではのものです。また、保険や年金システム、経営の核とも言うべく業務となりますので、アクチュアリーの責任は当然、重いものになります。逆に高度な専門性と重責を負う職務となりますので、アクチュアリーの重要性は非常に高いといえるでしょう。
 

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