アクチュアリーの将来性



◇高まる将来のニーズ 

保険会社が抱えるリスクがますます多様化・複雑化するなかで、リスク分析(認識・測定)やリスク管理といった分野でもアクチュアリーが果たすべき役割は益々大きくなっていくと考えられます。規制緩和や自由化のさらなる進展、会計基準の国際化のなかで、商品開発部門や経理部門でも従来以上にアクチュアリーが果たすべき役割は多くなると考えられます。
また、保険商品以外の金融商品の複雑化、資産運用の高度化などによって、これまでアクチュアリーが行うべきとされてきた業務と、他の専門職の行う業務の境界が曖昧になっており、今後は、幅広い業務にアクチュアリーの知識・能力が必要とされています。
また、金融商品の複雑化という背景をふまえ、消費者への説明・助言、第3者としての金融商品の評価という面においても、アクチュアリーの果たすべき役割は大きくなっていくことが予想されています。
生命保険会社のアクチュアリーが、会社の健全性の維持と保険契約者間の公平性の確保に大きな役割を果たしていくことは今後も変わりません。しかし、アクチュアリー技術は、国際的な動きとも符合しつつ次第に進歩のスピードを速め、アクチュアリーの活躍する分野はますます広がっていくと考えられます。そうしたなかでアクチュアリーが社会から信頼を得ていくためには、つねに公正に業務を行うことが重要となります。
 

 

 

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